名尾手すき和紙 谷口弦の偏愛紙製品
佐賀県佐賀市にある300年の和紙づくりの歴史を持つ名尾地域で、梶の葉を使った和紙をつくり続ける「名尾手すき和紙」七代目谷口さんに伺いました。
偏愛紙製品は、
「名尾手すき和紙 名刺」
とのことです。
「なんと言っても、おぼえてもらえる確率が高い!」ということだそうですが、梶の葉から和紙を作る、名尾手すき和紙のたくましい紙でできています。
名尾手すき和紙では、通常和紙の原料として使われる楮(コウゾ)ではなく、名尾地区に自生する梶の木(カジノキ)を使用しています。楮に比べて繊維が長く繊維同士が絡み合うため、薄手でも丈夫な紙ができるのが特徴とのこと。
実際に名尾手すき和紙の紙に触れてみるとよくわかります。
特徴的な形をした「梶の葉」
名尾和紙は、かつて最盛期には100軒ほどあった製紙工房も今では谷口家一軒に。
7代目にあたる谷口さんは、紙の新たな魅力を発信するため、古くからの人と紙の関わりの歴史を紐解き、解釈を新たにした作品を発表する新たな活動としてKMNRというアートコレクティブを開始。東京で展覧会を行うなど注目が集まっています。
これからも谷口さんの活動を見つめていきたいと思います。
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実は展示会で何度もお隣さんで共演した仲の谷口さん。
好きな大成紙器製作所の商品を伺うと……
「POCHI–PON」とのことです。
「姪っ子たちからの羨望の眼差しが目に浮かびます!」とのことです。ぜひお年玉や進級祝いにおこづかいをあげてください!
POCHI–PON|商品ページ
谷口弦
名尾手すき和紙7代目、アートコレクティブKMNR™️主宰